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出産スタイル

出産の経過や、出産スタイル(どうやって産むか)など、お産についての基礎知識となる情報を集めました。 出産や陣痛をこわいものと捉える人もいますが、知識を持って臨めばそんなことはありません。バースプランを立て、思い通りの出産をしましょう。

出産スタイルとは?

妊娠がわかったら、自分はどんなお産をしたいのか、考えてみましょう。
お産をする場所や方法にはいろいろなスタイルがあり、お産をする施設によって、どんなスタイルを取り入れているかが違ってきます。
自分に合ったお産はどういうものか、自分がいちばん安心してお産できるのはどういう場所か、どういうふうに赤ちゃんを迎えてあげたいか、考えてみましょう。
妊娠初期に産院を決めなければいけない場合もあり、まだ実感もわかないうちに決めるのは大変かもしれませんが、想像力を働かせて、自分と赤ちゃんの声を聞いてみてください。

自然分娩

自然に陣痛がつくのを待ち、自然の経過に従ってお産を進める、というのが基本的な意味ですが、「自然分娩」の定義はさまざまです。
医療処置を行った上での経膣分娩を「自然分娩」とするところもあれば、一切の医療処置なく、自然の経過を待って、自分の力でお産をすることを「自然分娩」とするところもあります。
後者の場合は、産む体をつくるための自己管理と努力が、より必要になる場合もあります。
ママがリラックスできて出産に臨めるよう、最近では様々なスタイルや考え方があります。

ラマーズ法

出産時のママの心と体を安らげることを目的として、フランスの産科医ラマーズが開発した出産法です。
「妊婦自身が出産について学び、出産の時には体の弛緩法と呼吸法を実践し、赤ちゃんが回旋しやすい姿勢で産む」という概要ですが、日本では特に呼吸法がよく知られています。

アクティブバース

妊婦自身が、「どんな場所で、どんなお産をしたいのかを、考えて実行する」という、お産に対する考え方・取り組み方のことをいいます。
病院任せにせず、主体的に取り組むことで、充実した妊娠期間や、満足のいくお産ができるという考えです。
医療介助を受ける必要はない、自分の力で産む、などといった意識のあるママが実践しており、主に助産院などで取り入れられています。

フリースタイル出産

決められた呼吸法や姿勢にとらわれることなく、産みたい姿勢で産むという方法です。
自分が楽でリラックスできる姿勢は、赤ちゃんにとっても楽な姿勢であると言われており、座ったり、立ったり、四つん這いになったり、人によって様々な姿勢で、赤ちゃんを迎えています。

水中出産

羊水と同じ温度、同じ濃度の塩を溶かしたプールの中で出産する方法です。
温水の効果で、陣痛の痛みや緊張がほぐれ、リラックスでき、スムーズなお産ができます。
レジオネラ菌の感染などの問題もあるので、専用のプールがある、設備の整った施設を選ぶことが重要です。

ソフロロジー法

不安感や恐怖心を取り除き、「出産は、ママと赤ちゃんの初めての共同作業」「陣痛は、赤ちゃんを生み出すための大事なエネルギー」と、お産に対してポジティブなとらえ方をしようという考え方。
妊娠中からイメージトレーニングや、リラックスするためのエクササイズを行い、意識と自覚を高めることで、分娩中にもそれを実践でき、満足したお産を迎えることができます。
リラックス法には、ヨガや禅といった東洋的なアプローチが取り入れられています。

イメジェリー

妊娠中から赤ちゃんの様子やお産をイメージすることで、リラックスしたお産を迎えようという方法。
お産は花が開いていく過程であるとイメージトレーニングを重ねることによって、出産時に子宮が開いていくのを助けます。

陣痛室、分娩室

一般的な病院では、陣痛が来て入院したら、まず陣痛室で分娩監視装置をつけ、子宮収縮の強さと間隔を測りながら、子宮口が開くのを待ちます。
全開大になったら分娩室へ移動し、分娩台に上り、出産、という手順になります。

LDRシステム

陣痛(Labor)、お産(Delivery)、回復(Recovery)を同じ部屋で行うこと。
陣痛室、分娩室、回復室と移動する従来の病院での出産ではなく、自宅分娩のような雰囲気で、母子共に安心で安全に出産できるシステムとして、取り入れる病院が増えてきています。

母子同室

出産直後からママと赤ちゃんが同じ部屋で過ごすこと。授乳やおむつ替えなどの世話は全て、ママが行います。
肉体的負担は大きいですが、赤ちゃんが欲しがるときに授乳できるので、その後の母乳育児にも移行しやすくなります。

立ち会い出産

パートナー(や家族)が出産の場に立ち会うこと。
陣痛中、分娩中の産婦をサポートし、リラックスしたお産を促し、誕生の感動を分かち合うことにより、パートナーも、より当事者としての認識を持つといわれています。
お産に対する正しい理解を促すために、両親学級などの参加を求められる場合が多いです。


●計画分娩
あらかじめ出産日を決めて、陣痛促進剤や帝王切開などで出産すること。
薬剤や器械的な方法で子宮の入り口を柔らかくしたり、陣痛促進剤などで陣痛をつけたりして分娩を行います。
多胎児や未熟児など自然分娩できない場合のハイリスク出産や、産む側や病院などの都合により行うこともあります。


●無痛分娩
麻酔を使って、陣痛や分娩時の痛みを取る出産法。
分娩第1期には鎮痛剤や鎮静剤の使用、分娩第2期では硬膜外麻酔などの局所・全身麻酔を使用します。
分娩時間も短くなり、産後の回復が早いと言われています。


●帝王切開
産婦のおなかを切開して、赤ちゃんを取り出す方法。予定帝王切開と緊急帝王切開があります。
逆子・多胎など赤ちゃんのトラブルや、子宮筋腫・前置胎盤などのママのトラブルで、経膣分娩が難しい場合に、前もって決めておくのが、予定帝王切開。
お産の途中で、心音低下などのトラブルが発生し、母子の安全のために行われる場合が、緊急帝王切開です。

計画分娩

あらかじめ出産日を決めて、陣痛促進剤や帝王切開などで出産すること。
薬剤や器械的な方法で子宮の入り口を柔らかくしたり、陣痛促進剤などで陣痛をつけたりして分娩を行います。
多胎児や未熟児など自然分娩できない場合のハイリスク出産や、産む側や病院などの都合により行うこともあります。

無痛分娩

麻酔を使って、陣痛や分娩時の痛みを取る出産法。
分娩第1期には鎮痛剤や鎮静剤の使用、分娩第2期では硬膜外麻酔などの局所・全身麻酔を使用します。
分娩時間も短くなり、産後の回復が早いと言われています。

帝王切開

産婦のおなかを切開して、赤ちゃんを取り出す方法。予定帝王切開と緊急帝王切開があります。
逆子・多胎など赤ちゃんのトラブルや、子宮筋腫・前置胎盤などのママのトラブルで、経膣分娩が難しい場合に、前もって決めておくのが、予定帝王切開。
お産の途中で、心音低下などのトラブルが発生し、母子の安全のために行われる場合が、緊急帝王切開です。

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