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出産の経過

出産の経過や、出産スタイル(どうやって産むか)など、お産についての基礎知識となる情報を集めました。 出産や陣痛をこわいものと捉える人もいますが、知識を持って臨めばそんなことはありません。バースプランを立て、思い通りの出産をしましょう。

陣痛、おしるし、破水

子宮が定期的に収縮することを「陣痛」といいます。はじめは不規則で、個人差はあるものの痛みも弱いものです。シャワーを浴びたり軽い食事をとるなどして入院に備えましょう。子宮の収縮が進むと、赤ちゃんを包んでいる卵膜が子宮壁からはがれかかるため「おしるし」と呼ばれる血の混じったおりものが見られます。陣痛は次第に強く規則的になり、10分間隔で痛みを感じるようになります。通常このあたりで病院に連絡し移動します。さらに陣痛が進むと卵膜が破れ、赤ちゃんを包んでいた羊水が体外に流れ出ます。これが「破水」です。

第1期(開口期)

陣痛が始まり、子宮口が完全に開くまでの間を第1期と呼びます。子宮口(子宮頚部)は徐々に薄くやわらかく伸びて、赤ちゃんの頭が出てこられるように最大10cmほどまで広がります。同時に赤ちゃんもママの産道を通りやすいようにと自然に頭を回転させます。かかる時間には個人差がありますが、初産婦では平均15時間とも言われていますから、気持ちをしっかり持ち、深呼吸やマッサージで痛みを逃がす努力をして、痛みがやわらいだときには楽な姿勢でリラックスし体力を温存することが大切です。

第2期(娩出期)

子宮口が完全に開いてから、赤ちゃんがママのからだの外に出るまでの間を第2期と呼びます。医師や助産師の指示に従っていきむに連れ、しだいに赤ちゃんの頭が膣口から見えるようになります。赤ちゃんも胸からあごを離し、外へと出やすい体勢をつくります。頭が出たら、いきむのをやめて口で短い呼吸を繰り返しましょう。あとは自然に赤ちゃんの全身が出てきます。もちろん医師や助産師も補助してくれます。

第3期(後産期)

赤ちゃんが出てきても、ママのおなかにはまだ胎盤や卵膜、分泌物などが残っています。赤ちゃんが出てきてから胎盤を体外へと出すまでの間を第3期と呼びます。いわゆる後産(あとざん)で軽い陣痛をともないますが、通常数分で胎盤が外に出て分娩が終わります。ただし人によっては数十分の時間がかかったり、多量の出血をともなう危険もあります。また会陰切開した場合は、切開部分の縫合をします。

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